福島の被災地に残されたどうぶつたち・・・

原発により、

人がほとんどいなくなった福島の被災地。

そこには、牛の群れ、犬の群れ、

そして、一人寂しく歩く犬や猫たちがいっぱいいます。

この子たちは、どうしてしまうのでしょうか。

食べ物がなくなり、飲み物がなくなり・・

死を待つばかりなのでしょうか。

もしくは、生き延びて野生化してしまうのでしょうか。

いずれにしても、放射能を浴び続けていることは間違いありません。

野良犬となった子はみんな首輪をしてます。

人が近付くと、親しげに近付いてきます。

「まて」というと

ちゃんと「まて」ができます。

どうにかして、この子たちを助けられないものでしょうか・・。

満開の桜に見守られ、誇り高き馬「白梅」は旅立った・・・。

この数日間、10312rimg0590_2

こんなに涙って出るものなのか?

人間の体の、

どこに、こんなに涙があるのか?

そう思うくらい

泣きはらした。

ベッドで、ポポをダッコしていると、

ポポの頭や背中は

私の涙で、びっちょりだ。10518rimg0635

誇り高き馬「白梅」

私の去年のブログを見ていただくとわかるように、

大好きだった「春霞」が引退してからは、

自分の馬かと思ってしまうくらい

毎回、「白梅」という馬に乗るようになった。

この子は、ものすごく安心感がある子で、

性格は、今まで乗った馬の中で一番いい子。(私的に)10622rimg0655

いきたいところにいってくれる素直な子。

けっして変なこともしないし、暴れることなんてない。

そんな子ということもあり、この「白梅」のファンはとっても多かった。

去年の夏、

私が怪我をして、

年末に、

乗馬に復帰してからも

ずっと「白梅」だった。

しかし、年明け、

白梅は肢の具合が悪くなり、1086rimg0687

ずっと休馬をするようになった。

そんな白梅のもとに、

レッスン後には必ず立ち寄り、

持っていったおやつの1/3をあげていた。 101228rimg0835 101221rimg0817 10812rimg0688

1/3は乗った子、残りの1/3は色んな子という配分。

最近では、騎乗前にも

白梅のところに寄るようになっていた。

というのは、馬の乗る場所にいくには、

白梅の前を必ず通過する。

そうすると、私の顔を見ると必ず

「ぶひひひ~ん」

と鳴いて呼ぶからだ。

もちろん、騎乗後には、

大好きなバナナ、お砂糖、

にんじんをいっぱい持っていくので

「ぶひひひ~ん」「ぶひひひ~ん」

と何度も何度も鳴いてくる。

私のほうにオシリを見せているときには

「う~め~ちゃん」

と呼ぶと、こらちをゆっくりと向き

「ぶひひひ~ん」と返事をする。

そんな、うめちゃんはもういない。

4月4日永眠。

肢の調子が、だいぶよくなったこともあり?

倶楽部がお休みの日に、

馬場で走らせてあげていたそう。

そんなときに、悲劇は起きた。

肢の複雑骨折。

何人もの獣医さんが診断。

「年齢も年齢だし、Rimg0914

過酷な治療生活をさせるよりかは・・・」

たしか、白梅は、20歳前後だと。

通常ならば、あと少しで乗馬としては引退の歳だ。

白梅・・・

白梅の最期は

「ぼくはへいき」

「まだできる」

「まだできるよ」

「ぼくはへいきだから」

みんなに囲まれて、Rimg0915 Rimg0917

大好物のおやつ、バナナ、リンゴ、すいか・・・

特別な食べ物をあげても、決して口にしなかった。

いつも与えられているエサだけを食べて

「ほら、ぼくはへいきでしょ」

と・・。

これが、白梅の最後のプライドだった。

誇り高き馬「白梅」は、

天国へと静かに旅立っていった。

梅の季節が終わり、満開の桜に見守られるように・・。

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地震が起きてから、

本当に、辛いニュースばかりが届く。

福島の牧場にいた引退馬たちも、

みんな流されてしまった。

私が乗っていた子たちもみんな・・・。

白梅を自馬のように乗る前は、

私は春霞にばかり乗っていた。

下の画像の子。

いつも「は~る~ちゃん」と呼んでいた

大好きだった「春霞」も、

津波に飲み込まれたと聞いた。

大好きな大好きな子を

この一ヶ月で、二人も失った。