日本人の心・・どうした・・日本人・・こんなんじゃ、殺処分0には・・・

先日、小田急線の人身事故で、電車の中に閉じ込められていたときのこと。 

ちなみに、私は立っていました。  

遠くで子供は泣き出すし、近くで立っていた老人はしゃがみこむし・・。 

少しだけ、パニック状態。 

近くでしゃがみこんでしまった老人に、私は話しかけました。 

「大丈夫ですか? 具合悪いですか?」

と。

「腰が痛くて・・」と応えられました。  

もし、具合が悪いといったならば、持っていたドリンクを差し上げようと。  

もう一つ言葉の意図は、

私が、声を出して老人に話しかけることで、

椅子に座っている若者たちが、席を譲ってくれるはずとも思いました。  

だが、しかし、まったく、席を譲ってくれようとした人はいなく、

そのまま、時間が過ぎていきました。。。 

どうした日本! どうした日本人!  

きっと座っている人たちは、

「このまま、何時間、閉じ込められるかわからないし、

せっかく座っている席を人に譲りたくない」

と思っていたに違いありません。  

大震災前、私は、松葉杖を使っていたことがあるのですが、

リサーチとして、一般席や優先席の前に、何度も立ってみたことがあります。  

まったくもって席を譲ってくれる人はいませんでした。 

山手線なので、乗っている時間は、どんなに長くても25分なのに・・・。 

その後、大震災が起きて、

日本人の

「人を気遣える心」

に感動しました。 

だが・・今は・・それを忘れてしまった!?  

さて、その老人のお話。 

老人の近くの席の人たちは、

若い男性、学生風の若い女性がその横何席か座っていました。

たぶん、この座っていた数名は10代後半から20代。 

あぁぁ。。情けない。 

しかし、私の声で、気付いてくれた女性がいました。

私から3m位離れた後ろの席の人。 

たぶん、その席からは、老人がしゃがんでいる姿は、

まったく見えなかったはずなのですが・・。

良かった。

こういう人がいたことに救われた気持ちになりました。 

しかし、こんな日本では、

動物の殺処分0にはならないのでは・・・

と、不安を感じました。